こんにちは、院長です。
顎関節症の患者さんから、たまに

質問を受けます。
「このまま悪くなったら、手術になりますか?」
結論からお伝えすると、
顎関節症で手術が必要になるケースは、ほんの一部です。
実際には、
👉 ほとんどの方が手術をせずに改善しています。
顎関節症で手術になるのは、かなり限られたケースです
日常診療の中で感じるのは、
8〜9割以上の方は保存的な治療で十分良くなるということです。
では、どんな場合に「手術」が検討されるのでしょうか。
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手術が検討される主なケース
① 口がほとんど開かない状態が長く続く場合
• 指1本分ほどしか開かない
• 数か月以上、改善がみられない
• 食事や会話が困難
このような場合、
関節の中で強い引っかかりが起きていることがあります。
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② 関節円板が大きくずれ、元に戻らない場合
顎関節の中には、
クッションの役割をする「関節円板」があります。
これが大きくずれて、
• 口を開けると強く引っかかる
• 痛みが続く
• 保存的治療で改善しない
こうしたケースでは、
専門機関での精査が必要になることがあります。
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③ 強い痛みが長期間続き、日常生活に支障がある場合
• 薬やマウスピースでも改善しない
• 夜も眠れないほどの痛み
• 仕事や生活に大きな影響が出ている
このような場合も、
ごく例外的に手術が検討されることがあります。
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④ 顎の関節に明らかな変形や癒着がある場合
• 高齢の方に多い
• 変形性顎関節症が進行している
• 関節が癒着して動かない
画像検査で明らかな異常がある場合に限られます。
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大切なこと:いきなり手術になることはありません
ここで一番お伝えしたいのは、
「顎関節症 = 手術」ではない
ということです。
必ず、
1. 生活習慣の見直し
2. マウスピースなどの保存療法
3. 経過観察
を行った上で、
それでも改善しない場合にだけ
専門医と相談して検討されます。
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実際の診療で感じること
長年診療をしていて感じるのは、
手術が必要になる方は本当に少数で、
多くの患者さんは
• 食いしばりの改善
• 生活習慣の見直し
• 適切なケア
で、
「いつの間にか楽になっていた」
という経過をたどります。
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最後に
顎関節症は、
早めに正しく対処すれば、怖い病気ではありません。
「手術になるのでは…」と不安を抱えたまま我慢せず、
気になる症状があれば、
どうぞお気軽にご相談ください。
院長として、
不安を取り除きながら、
一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきたいと思っています。
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